こんにちは☆
前回お話した四十肩、五十肩は実は、病名でも診断名でもありません。
四十歳や五十歳ぐらいの年齢になると起こる方が多いのでそう呼ばれているだけで、
肩関節周囲炎と診断されることが多いかと思います。
簡単に言うと、肩関節周囲に起こる炎症だからです。
肩関節は肩甲骨と上腕骨からなる関節で、腕の重さを腱板といわる筋肉群が支えています。
年齢とともにその筋肉が摩耗してくるのです。
そうなると支えてきている筋肉が炎症をおこし、痛みを出します。
それが炎症期です。その時期は夜間痛が有ったりして、眠ることさえできないこともあります。
その時期に肩を動かさなくなるために、炎症期が抜けても関節や筋肉が拘縮しているために
動かすと痛いという状況になります。
そうならないためまずは日ごろから肩甲骨を意識して動かす事をお勧めします。
肩甲骨を動かすことで、肩関節の動きのサポートになります。
常日頃から肩甲骨を動かす習慣を身につけましょう。
人間の肩関節はチンパンジーやオランウータンのように
木から木へ飛び移ったりできるように元々亜脱臼(半分外れる)ようにできているのです。
痛みが強い急性期は、関節が動かないように固定して安静にしていることがいちばんですが、
急性期を過ぎても関節を全く動かさないでいると、筋肉が凝り固まってしまいます。
そのため、四十肩・五十肩を改善するには、「筋肉を動かすこと」が重要です。
ただし、誤った動きで痛みを悪化させないよう十分注意して動かす必要があります。
肩関節は「立っている」「座っている」だけでも「腕の重さ」+「重力の負荷」に耐え、
腕が抜けないように支え続けていますので、
その状態からさらに重力に抗う動き(腕を上げる、重い物を持つ)をすると
肩関節に大きな負荷をかけることになります。
そこで、関節に余計な負担をかけずに血行を良くするカンタン体操をご紹介します!
① 片手をテーブルなどについて上半身を少し前屈みにします。
② もう片方の手をだらんと垂らし、そのまま前後左右に10〜20回程度小さくゆすります。腕の重みと反動がやさしい負荷となります。
③ 無理がなければ円を動く動きにもトライしてみましょう。
④ 痛みがない場合はペットボトルなどを持ち、少し負荷を上げるとさらに強化できます。
ぜひやってみてください(^^)
当院へのアクセスはこちらをご参照ください。
住所〒653-0812
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診療時間 月・火・水・金・日9:00〜12:00,14:00〜19:00、土 9:00〜14:00
(祝日は通常営業)木曜定休日
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