皆さんご自身の皮膚についてよく知っていますか?
私たちの皮膚は大きく分けて5つの役割を担っています。
1つ目は表面を覆って物理的に外部環境との境目を作り、体内の水分が
漏れないようカラダを守る物理的バリア。
2つ目は外部の刺激を防壁として受け止め、有害無害に分けて害のある
ものを攻撃する免疫的バリア。
3つ目は痛みや触感など感知して脳に伝える感覚器。
4つ目は汗と皮脂、塩分や老廃物を排出し、体温調節も行う分泌作用。
5つ目は日光を浴びてビタミンDを合成する機能があると言われています。
(菊池皮膚科調べ)
なかでも物理的バリアの水分保持機能は、言い換えると保湿のこと。
保湿は主に角質層で行われるが、何らかの原因で角質層の水分が失われて
乾燥すると、ヒビが入ってめくれたり剥がれてしまう。すると皮膚は外からの刺激を
受けやすくなり、トラブルを引き起こす。他にも皮膚トラブルの要因はあるが、
健康な皮膚を作るのは、保湿があってこそです。
最近の研究で、皮膚には常在菌の叢(フローラ)が存在することが判明していて、
その常在菌には善玉菌や悪玉菌、日和見菌があり、皮膚の健康保持に重要な役割を
果たしていわれています。つまりは私たちの腸と同じ働きをもつ事が確認されています。
皮膚の常在菌は皮膚の最外層の皮脂膜にいて、善玉菌の表皮ブドウ球菌や、
悪玉菌の黄色ブドウ球菌があります。
これらのバランスをとり、病原菌の繁殖を抑える弱酸性の状態を保つには、
肌を洗いすぎないことです。石鹸やボディソープには界面活性剤が含まれていて、
これが皮脂の油分を皮膚表面から引き剥がす役目を担っています。しかし、
あまりカラダを洗いすぎると、今度は皮膚の皮脂膜まで奪ってしまいます。
さらには、その下にある細胞間脂質のセラミドも剥き出しになり、溶け出して
しまうとの事です。皮脂膜が奪われるということは、その常在菌も洗い流されてしまい、
皮脂膜とセラミドと常在菌。洗いすぎは皮膚の保湿に関わる3つの要素を削りとってしまう
ということを忘れないようにしたですね。
当院では原因を追究し、その症状や患者様に合った施術を選択していき、
改善へと導いていきます。当院へのアクセスはこちらをご参照ください。
住所〒653-0812
兵庫県神戸市長田区長田町1-3-1-123 サンドール長田南館1F
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