最近、胃の調子が・・・とか、
食べ物が通りにくくなっているなぁ・・・と感じている人、
それってもしかしたら胃癌かもしれません。
2018年に癌で死亡した人の人数は約37万人。(男性約21万人、女性約16万人)
男性では1位が肺癌、2位が胃癌、3位が大腸癌。
女性では1位が大腸癌、2位が肺癌、3位が膵臓癌、4位が胃癌との事です。
男性では40歳以上で消化器系の癌が多く、高齢になると肺癌、前立腺癌が増加。
女性では40歳代では乳癌、子宮癌、卵巣癌が多く、高齢になると消化器系癌、肺癌が増加。
胃癌が進行して末期の状態になると、胃から栄養の吸収をすること、
胃で食べ物の消化をする事が困難になってしまいます。
また食べ物が胃を通りにくくなり、その事で吐き気をもよおしたり、
食欲不振に陥ったりすることがあります。
末期では体重の著しい低下がみられるようになり、
体の組織の水分調節機能もうまく働かなくなってしまう為、腹水も溜まりやすくなります。
腹水が溜まると腹部の膨満感や下肢のむくみ、排尿障害などが起こることがあります。
末期の状態では癌に侵された組織から出血が生じやすく吐血や下血等の症状が・・・
少量であっても出血が持続的に続くことで”貧血”が起こり,”めまい”などの症状が
表れ易くなります。末期の胃癌では、肺や肝臓・骨・脳などの様々な臓器に転移して、
それぞれの臓器に特有の症状を引き起こします。
例えば、最も胃癌の転移が起こりやすい肝臓では、腹部や背部などの激しい痛みや
強い倦怠感、黄疸などが生じます。
胃癌の診断はX線造影による診断や胃内視鏡検査によって行われることが一般的です。
胃内視鏡検査では癌の組織を直接採取することが出来る為、確定診断を
行うことが可能になります。胃癌の治療はがんの切除が基本となるのですが、
末期状態で既に他臓器への転移がある場合は、切除による完治は困難になります。
胃癌の治療には放射線治療や化学療法なども用いられていますが、
胃癌の細胞は放射線治療や化学療法の効果が表れにくいため、癌の進行の抑制や
症状の緩和といった補助的な治療手段として行われることがほとんどです。
胃癌が末期の状態にまで進行した場合は、胃癌そのものの治療よりも、
癌によってもたらされる辛い症状を改善するための治療が優先して行われるそうです。
例えば、癌によって胃の出口が塞がれてしまった場合、胃と小腸をつなぐバイパスを
形成し、食べたものが胃を通過できるような対応を行います。
転移した胃癌は、転移先の臓器でも様々な症状を引き起こします。
胃癌末期とは、他の臓器に転移した癌がそれぞれ進行、回復が見込めないような状態をいい、
この時期は、体中に転移した癌が様々な組織を破壊することにより、
「がん性疼痛」と呼ばれる強い痛みを感じるケースがほとんど。
そのため、癌末期には、疼痛のコントロールをはじめとした、
癌による肉体的・精神的苦痛を取り除く緩和ケアが積極的に行われています。
癌末期における緩和ケアでは、癌と闘う本人やご家族のQOL(生活の質)を改善するため、
専門家チームのサポートが必要不可欠になります。
ちょっとした質問・疑問にも出来るだけお答したいと思いますのでお気軽にお声掛け下さい。
当院では原因を追究し、その症状や患者様に合った施術を選択していき、
改善へと導いていきます。
当院へのアクセスはこちらをご参照ください。
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