こんにちは(^^)
さて、本日は水飲み運動についてです。
みなさんは「水飲み運動」という言葉を御存じですか。
この運動は富士市で2009年に始まった取り組みで、65歳以上の人を対象に
1日最低1.5リットルの水分をとって、認知症の予防に役立てようというものです。
医学博士の竹内孝仁先生の研究により、認知症の症状の多くが適切な水分補給をする事で
予防・改善に繋がる事が報告されています。
まず目安となるポイントとして、
◇体格や活動量で目標を決める
あわただしい毎日、つい水を飲むことを忘れがちになっていませんか?
現代人の多くは、水分が足りてないと言われています。のどが渇いたな、と感じた時には
すでに身体は脱水状態に入りかけているそうです。
一般的に、人の1日の水分出納は約2.5Lです
尿:約1,500ml、
不感蒸泄:約900ml、 (皮膚や呼吸から失われる水分)
便:約100ml
特に夏場は汗をかく分、意識して水分の摂取を心がける必要があります。
自分の体格や活動量にあった目標を設定し、日々の水分補給を意識することが大切です。
目安は自分の体重×40~50ml(体重70kgなら×50ml=3.5l)
◇記録をつけて見える化する
認知症患者さんの介護のための水飲み運動では、誰が、どれだけ水を
のんだかがハッキリわかるよう、介護スタッフが記録をつけています。
この記録を健康なうちから、ぜひ自分でつけてみましょう。目標量を達成するのが、いかに難しいか、
すぐにわかります。今日はあと何ml、とわかれば、不安感からやみくもに飲みすぎる事もさけられます。
湯のみやグラスの正確な用量を計るとともに、携帯のアラーム等で水分を取る時間を決めたり、
家族や仲間と話題にしながら取り組む事が、習慣化に繋がる秘訣です。暑さが増してきている今が始め時ですよ。
また体の中の水分が不足すると、熱中症(ねっちゅうしょう)、脳梗塞(のうこうそく)、心筋梗塞(しんきんこうそく)など、
さまざまな健康障害(しょうがい)のリスク要因となります。
当院へのアクセスはこちらをご参照ください。
住所〒653-0812
兵庫県神戸市長田区長田町1-3-1-123 サンドール長田南館1F
診療時間 月・火・水・金・日9:00〜12:00,14:00〜19:00、土 9:00〜14:00
(祝日は通常営業)木曜定休日
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