今日はこの時期多い関節痛について・・・。
寒い時期、朝起きたときや長時間同じ姿勢後、急に歩いた時など、膝や肘、指などの関節が動きにくかったり、痛みを感じたこ
とはありませんか。こうしたこわばりや腫れ、痛みがあったら、関節に炎症が起きている可能性があります。
関節痛(関節炎)は、さまざまな原因から起こると考えられています。代表的なものに、変形性関節症があります。
また最近では、中高年からスポーツを始める人が過度の運動に伴い、関節への負担、
ひいては障害を起こす方が増えています。ただ湿布薬などで自己治療をしていると、一時的には痛みが軽くなっても、
かえって症状を悪化させかねません。関節にこわばりや腫れ、痛みを感じたら、その原因を知ったうえで、
きちんとした予防や治療を行うことがとても大切です。年齢を重ねるごとに増えてくる関節痛、原因でいちばん多いのが
関節の老化ともいえる変形性関節症です。私たちの関節は、軟骨がクッションとなってスムーズに動くように出来ています。
その軟骨が加齢とともにもろくなり、欠けたりすり減ったりして、周囲に炎症を起こします。
変形性関節症がもっとも起こりやすいのは膝で、立っているだけで全体重のほとんどを支えています。
立ち上がりなどの動作において、特に大きな力が加わります。さらに加齢によって足の筋肉が衰えると、
ひざへの負担が大きくなるため、膝痛を起こす人が増えます。
変形性関節症の痛みは、初期には湿布薬などを貼ると治まりますが、関節の軟骨の欠損が治る訳ではないので、
症状は少しずつ悪化していきます。やがて立ったり座ったりの動作がしにくくなり、少し歩くと痛むような状態になります。
痛みのためだんだん歩かなくなり筋肉が衰え、症状も進むという悪循環が発生します。
そのため関節に違和感をおぼえたら、早めに予防をするか、痛みがある場合には専門医を受診することをお勧めします。
変形性関節症は、次のような方はとくに注意しましょう。
- 肥満気味の人
(肥満になるとひざにかかる負担も大きくなります) - 運動不足の人
(肩や肘、膝などの関節が固くなり、筋肉も衰えて関節への負担が増えます) - O脚気味の人
(膝が外側に曲がっていると、内側の軟骨がすり減りやすくなります)
当院ご来院の患者様も関節痛を訴えてご来院の方が増えています。
できるだけ関節に負担をかけないようにしつつ、運動で関節を柔軟にし、周辺の筋肉の柔軟性・筋力アップにて強化する等
まずは予防に力をいれる事が大切になってきます。