今回は東洋医学の入り口のお話です!
こんにちは、きずな整体整骨院の河村です。
私は鍼灸師になり 気がつけばもう30年になります!
30年鍼灸師として経験してきた事を振り返って、皆さんにお伝えしたい事をブログを通して発信していこうと思います。
そもそも人はなぜ?
病気になるのでしょうか?
鍼灸的には次のように考えます!
体のどこかに何かの原因で
働きの弱まった場所が出来ます。
その弱まった状態を東洋医学では虚(きょ)していると表現します。その虚している所には外からウイルスなどが侵入しやすくなっており、ウイルスなどが侵入してしまうと、一般的に病気と言われる状態に陥ってしまいます。
例えば、呼吸器の働きが少し弱まっただけでは、大きく体調を崩すことはあまりありません。
ですが、そこにウイルスなどが侵入してしまうと、ひどい場合は肺炎になってしまう事もあります。
東洋医学でいう体が虚している状態とは、今で言う免疫力が低下している状態と言えるでしょう。
また、その虚している状態は暴飲暴食、過度の肉体疲労や精神的疲労などにより、よりいっそう助長されて発病する場合もあります。
よく学生は受験勉強ばかりしていて、神経衰弱になり、風邪をひきやすいなどと聞く事もありますが、
これも東洋医学では虚していると考えます。
このように、東洋医学、鍼灸治療では身体内の働きの弱まり、つまり虚している状態が病気の原因であり、それを治療することにより、虚している状態を正常な状態に戻すことで、病気を防ぐ、または治癒させる治療法です。
では、虚した状態に陥りやすい人はどういう人でしょう?
①生まれもった体質も関係します。
人間には、たいてい生まれながに
どこか弱い所があるものです。
これを素因(そいん)や素質(そしつ)と言います。
例〕風邪ひきやすい、胃腸の調子が悪い
ですが、この素因に基づく体調の崩れ、(虚している状態)も鍼灸で治療可能と考えれられます。
②精神的動揺
体質的に胃腸が強い方でも何か重大な事、考え事、また、不安や悩み事があれば胃液の分泌のバランスが崩れます。
そう言う状態が続くと食欲不振や消化不良に繋がります。
この場合、無理をして過食をしたり、考え過ぎると、虚している状態が強くなり病気になりやすくなります。
また、外から来るウイルスなどもも受け入れやすい状態になってしまいます。
鍼灸は身体の弱い所を根本的に強くする医学です!
では、その弱い所、虚している場所を探し出す方法は何でしょうか?
東洋医学ではそれを経絡(けいらく)経穴(けいけつ)という考え方で探し出します!
鍼灸には人体の各部分を関連づけている道のようなもの( 経絡) と言う概念があります。
したがって虚している状態とは東洋医学では経路の異常と判断します。
この経絡の滞りを見つけ出すのが診断です。
鍼灸は経路の虚している原因のポイント。
つまり、専門的に言うと経穴に鍼、お灸を行うことにより、虚している状態を解消し、元の元気な状態に戻す治療法です!
経穴とは一般的に「ツボ」と呼ばれるものです!
ではどうやって経絡、経穴を使って診断するのか?
それはまた別のブログでお伝えさせていただきます!
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