ストレッチとは筋肉を伸ばす事ですが、その方法はいろいろあります。
代表的なストレッチとして、
静的ストレッチ・・・筋肉の端同士(起始と停止)引き話す方法。最も一般的で普通ストレッチといえば、
この方法です。筋肉を引き伸ばした状態で20~30秒程度止める方法です。
息は止めず、深呼吸をしながら行うのが効果的です。
圧迫l伸張・・・筋肉そのものを上から圧迫することで、目的の筋肉を伸ばす方法です。
ピンと張ったゴムを上から押さえると、押さえた分だけ下に伸びます。自分で圧迫lができない場所であれば、
ボールを使ったり、他の人に圧迫して貰ったりします。
この方法は関節の屈伸運動を伴わないストレッチのため、関節を動かすと痛みがある場合などに有効です。
最大収縮後の最大弛緩・・・自分の筋収縮を利用した方法で、筋肉には最大の力で収縮させ、
その後一気に脱力させると緩むという特徴があります。その特徴を利用した方法です。
伸ばしたい筋肉を収縮させ、一気に脱力します。ホールドリラックスはPNFという理学的テクニックの1つで、
例えば、肩をグッとすくめておいて、ストンと落とす方法がよく肩こりの改善方法として紹介されています。
筋肉は、瞬間的にストレッチがかかると逆に筋肉が切れないように守ろうという反応が出ます。
これを伸張反射といい、それにより余計に筋肉は硬くなってしまいます。その状態で運動を始めてしまうと、
筋肉にストレスがかかりやすくなるだけでなく、最悪の場合が筋断裂に繋がる危険があります。
筋肉や関節は動かさずじっとしていると硬くなるという特徴があるので、朝一は一日のうちで一番体が硬い状態です。
ではいつが一番いいのかというと、夜の入浴後から就寝までの間で、入浴により体が温められた状態は筋肉の一番
リラックスしており、なおかつ就寝までの時間というのは、気持ちも落ち着いてきている時間帯です。
また、寝る前のストレッチは一日使って疲労した筋肉のメンテナンスとしての効果もあるのでお勧めです。
ストレッチをして痛く感じる位置が、筋肉の張りの限界値です。これを超えてのストレッチは筋肉の損傷を引き起こす
ことに繋がりますので止めておくほうがいいでしょう。
目的や体の状態に合わせて使い分けることが大事になり、そして毎日少しづつ続ける事が大切です。
まとめて行っても効果が期待できません。まずは自分の症状にあった正しいストレッチをお勧めします。