こんにちは(^^♪
残暑がきびしいですね クーラー病と夏バテについてです。 特に夏季に多くの人が経験する体調不良ですが、 東洋医学の視点から見ると、これらは体内のバランスが崩れた結果とされています。 東洋医学では、体と心のバランスを整えることが健康維持の鍵とされており、 クーラー病や夏バテに対する治療や予防法も、この考えに基づいています。 クーラー病とは、冷房の効いた室内と暑い屋外との温度差に体が順応できず、 自律神経が乱れることで発症します。 症状としては、頭痛、倦怠感、肩こり、手足の冷え、食欲不振などがあります。 東洋医学では、これらの症状は「気」と「血」の巡りが悪くなることで起こるとされています。 特に「気」は、エネルギーの流れを意味し、「気」が滞ると体全体の調和が崩れ、不調が現れます。 夏バテは、長時間の暑さや湿気により、体力や消化機能が低下する状態です。 症状としては、疲労感、食欲不振、めまい、イライラ、睡眠不足などがあります。 東洋医学では、夏バテは「陰陽」のバランスが崩れ、 「陽気」が過剰になることで起こると考えられています。 「陽気」は熱や活力を象徴するもので、これが過度に高まると、体は消耗し、 「陰気」(冷静さや滋養)が不足してしまいます。 東洋医学による改善法は・・・ 1. 鍼灸療法 鍼灸は、経絡と呼ばれるエネルギーの流れを整えるための施術です。 クーラー病には、冷えた部位に鍼を打つことで「気」の流れを良くし、体を温めます。 夏バテには、体のエネルギーを高めるツボを刺激し、消化機能や自律神経のバランスを整えます。 2. 漢方薬 東洋医学では、症状に応じた漢方薬が処方されます。 クーラー病には、体を温める効果のある生姜や桂皮などの漢方薬が用いられます。 一方、夏バテには、滋養強壮効果のある黄耆や人参を含む漢方薬が推奨されます。 これにより、体内の「陰陽」のバランスを整え、体力を回復させます。 3. 食事療法 東洋医学では、食事も重要な治療の一部です。 クーラー病には、体を温める効果のある食材(例:生姜、ニンニク、羊肉)を摂取することが勧められます。 一方、夏バテには、体を冷やしすぎず、消化に優しい食材(例:豆類、キュウリ、山芋)を摂ることで、 消化機能をサポートし、体力の維持を図ります。 4. 生活習慣の改善 規則正しい生活と適度な運動も、東洋医学においては重要です。 クーラー病を防ぐためには、冷房の使用を控えめにし、冷房の効いた場所から急に屋外に出る際は、 適度な体温調節を心がけます。夏バテ対策としては、早寝早起きを心がけ、 特に早朝や夕方の涼しい時間帯に軽い運動を行うことが推奨されます。 クーラー病と夏バテは、東洋医学のアプローチを用いることで、自然な方法で改善することが可能です。 「気」と「血」の流れを整え、「陰陽」のバランスを取ることが、 これらの症状を予防・改善するための基本的な考え方です。 鍼灸、漢方薬、食事療法、そして生活習慣の改善を通じて、東洋医学の知恵を活用し、夏の健康を守りましょう。
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住所〒653-0812
兵庫県神戸市長田区長田町1-3-1-123 サンドール長田南館1F
診療時間 月・火・水・金・日9:00〜12:00,14:00〜19:00、土 9:00〜14:00
(祝日は通常営業)木曜定休日
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