「脊柱側弯症と診断されたけど、日常生活で何をすればいいの?」
「運動で少しでも改善できるの?」
そんなご相談を多くいただいています。
脊柱側弯症は、重度になると装具や手術が必要になることもありますが、軽度の場合や機能性側弯症であれば、筋力バランスの改善や姿勢の見直しで進行を予防できる可能性があります。
今回は、整骨院が推奨する脊柱側弯症の方のための自宅トレーニングをご紹介します!
脊柱側弯症に運動は効果がある?
はい、あります。ただし注意点もあります。
軽度〜中度の側弯や機能性側弯症には特に有効
背骨を支える筋肉(体幹)を強化することが目的
運動で「側弯そのもの」を治すのではなく、「進行を予防し、痛みを減らす」ことが目的
⚠️ 注意:先天性側弯や重度(コブ角20度以上)の側弯は、医師の指導が優先です。
自宅でできる!脊柱側弯症のためのトレーニング5選
以下は、整骨院でもよく指導している姿勢・筋バランス改善に効果的なエクササイズです。
① ドローイン(体幹インナーマッスル強化)
体幹を支える腹横筋を鍛えて、背骨の安定性を高めます。
やり方:
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仰向けに寝て膝を立てる
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鼻から息を吸い、お腹をふくらませる
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口からゆっくり息を吐きながら、お腹をへこませる
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お腹をへこませたまま10秒キープ × 5〜10回
② サイドプランク(左右バランスの改善)
脊柱側弯症は、左右の筋力差が出やすいのが特徴。
特に弱くなっている側の体幹を鍛えるのがポイントです。
やり方:
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横向きに寝て肘を肩の真下に置く
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お腹とお尻を引き締めて、体を一直線に持ち上げる
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5〜10秒キープ × 左右3回ずつ
※弯曲が強い側の筋肉が弱い傾向があるため、そちらを重点的に行います
③ バードドッグ(体幹の連動強化)
背中・お尻・お腹をバランスよく使い、背骨の安定感を高めます。
やり方:
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四つ這いになる
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右手と左足を同時に伸ばし、背中を一直線に
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ゆっくり元に戻す
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左手・右足でも同様に
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左右10回ずつ × 2セット
④ キャット&ドッグ(背骨の柔軟性アップ)
側弯の影響で動きが硬くなった背骨に、しなやかさを取り戻すストレッチ。
やり方:
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四つ這いになって背中を丸める(猫のポーズ)
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背中をゆっくり反らせる(犬のポーズ)
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呼吸を止めず、ゆっくり10回繰り返す
⑤ 壁スクワット(正しい体の軸を意識)
壁に沿って行うことで、左右差や猫背を修正する意識が育ちます。
やり方:
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壁に背中をつけて立つ(後頭部・背中・お尻・かかとが壁につくように)
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壁を背にしたまま、ゆっくりしゃがむ(太ももが床と平行になるくらい)
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ゆっくり戻る × 10回
トレーニングのポイント
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無理のない範囲で行いましょう(痛みが出たら中止)
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正しいフォームを意識する(鏡の前や壁を使うと◎)
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継続が大切!1日5〜10分でもコツコツと
まとめ:脊柱側弯症のトレーニングは“続けること”が大切
脊柱側弯症は、すぐに「治す」ことは難しくても、運動・姿勢改善・整骨院での施術を組み合わせることで、進行を抑え、痛みを防ぐことは可能です。
当院では、一人ひとりの状態に合わせて
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姿勢・筋肉バランスの評価
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専門的な運動指導
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手技療法による筋緊張の緩和
を丁寧に行っています。
お子さま・保護者の方へ
思春期の側弯症は、成長とともに進行することがあります。
気になる症状があれば、早めに専門家にご相談を。整骨院での早期ケアが、未来の健康を守ります。
当院へのアクセスはこちらをご参照ください。
住所〒653-0812
兵庫県神戸市長田区長田町1-3-1-123 サンドール長田南館1F
診療時間 月・火・水・金・日9:00〜12:00,14:00〜19:00、土 9:00〜14:00
(祝日は通常営業)木曜定休日
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