タンパク質って何?
今更、聞けないと思っている方もいるのではないでしょうか?
タンパク質によって筋肉や臓器、肌、髪、爪、体内のホルモンや酵素、免疫物質などを作り、
栄養素の運搬を行い、ます。さらに、タンパク質は微量ではありますが、エネルギー源にもなります。
全身を作り上げているこのタンパク質は多数のアミノ酸が結合してできています。
すべてのタンパク質は20種類のアミノ酸の様々な配列によって構成されています。
20種類のアミノ酸のうち、9種類は必須アミノ酸と呼ばれ、体内で合成することができないため、
食事から摂取しなければなりません。残り11種類は体内で作り出す事が出来ます。
また筋肉と関係が深いアミノ酸である分岐鎖アミノ酸、免疫力と関連があると注目されると
アミノ酸はグルタミン、睡眠の質を改善することが期待されるグリシンなどアミノ酸の種類によって
体へのはたらきは様々で、すべてのアミノ酸が体内で大切な役割を担っています。
体を構成するタンパク質は日々作り替えられています。
合成と分解がくりかえされており、体タンパク質が動的状態にあると表現されます。髪や爪が伸びるように
新しく作られているのが目に見えるものだけでなく、筋肉や臓器なども古くなった部分は分解されて
対外へ排出され、食事から摂取した新しいタンパク質を利用して再生されています。
その量は年齢や体重によって異なりますが、体重60kgの成人で1日180gの筋肉などの組織を合成し、
同量の180gを分解しているということも報告されています。
食事からのタンパク質摂取を疎かにし、必要量に対して不足してしまう日が続くと、
筋肉量の低下に限らず、健康に対しても様々な影響が考えられます。
またタンパク質は糖質や脂質のようにエネルギー源となりえますが、その量は非常に少なく、
糖質や脂質とは異なる目的で補給することが望ましいと考えられています。
タンパク質の必要量は性別や年齢、体重によって異なります。トレーニングの有無、経験、内容によっても異なります。
自分のタンパク質の適量を知る事でよりよい体の環境作りをして行きましょう。
(参照森永製菓文献)